考察の部屋

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【欲望の黒ケッピ】ケッピについて考察【愛の白ケッピ】

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※こちらの記事は現在調整中です。さらに考察を進めた結果、内容が不完全であることに気づきました。

嵐を呼ぶ、第六皿Cパート。

いろいろ考察が必要な問題のシーンだが、まずはケッピについて着目したい。

逃げ惑うカッパたち……察するにカッパ王国滅亡の日なのだろうが、問題はその後、レオマブが塔に突入する瞬間だ。

玲央の「見つけた!」の台詞の後、謎の存在が…。

ケッピ「欲望が割れる」

【引用】さらざんまい第六皿

「欲望が…割れる!」

この一言で、我々を混乱に陥れたとんでもないシーンなのだが、冷静に考えてみれば、いろいろ見えてくるものがある。

そこで今回は第六皿をヒントにケッピについて考察を進めていく。

黒ケッピと白ケッピの考察

「愛か欲望か」を判断するシステムに「KURO KEPPI SYSTEM」の文字がある。

KUROKEPPISYSTEM

【引用】さらざんまい第六皿

 

つまり、黒ケッピが「愛か欲望か判定」に関わっていると考えられる。

では「KURO KEPPI=黒ケッピ」とは一体…。

黒ケッピとは?

これについては、上述の通り、第六皿のCパートに、レオマブが重要人物らしき者を見つけ 「欲望が…割れる!」(このセリフの謎についてはまた後程考える) という台詞の後、黒い靄っとしたケッピらしき物体が胸のあたりから飛び出す。

黒ケッピ

【引用】さらざんまい第六皿

黒い靄のような煙のような何かも気になるが、それよりもまず…。

この人は誰か。

ケッピ完全体

【引用】さらざんまい第五皿

言わずもがな「ケッピ」だと思うが、この姿から、先ほどの靄のような黒いものが飛び出すということは……レオマブが見つけた重要人物らしき者は「ケッピ完全体」であると考えられる。

ケッピ完全体から抜け出した黒いケッピ。

これこそが、KURO KEPI SYSTEMに採用されている本体なのではないか。

「欲望が割れる」という言葉の真意はまだよくわからないが、ここは素直に「黒ケッピ=欲望を象徴する存在」と捉えるのが無難だろう。

KURO KEPPI SYSTEMが帝国側で運用されていることを考えると、黒ケッピは現在帝国側に利用されており、それは欲望を集めるために必要な要素であるということがわかる。

欲望に反応するまたは愛を拒むのどちらかの作用をすると考えられる。

黒ケッピと対になる「白ケッピ」

一方、黒があれば白もあると考えるのが妥当だろう。

それが今一稀たちの前に現れているケッピなのではないだろうか。

普段のケッピ

【引用】さらざんまい第六皿

(もしかしたら、黒ケッピにも類似の皿を出す能力があるのかもしれないが、現状ではわからないし、私はないと思う。あくまで可能性の一つとして提示しておく。)

 

白ケッピがゾンビと戦う理由がいまいちはっきりしなかったが、

(王国の復活かとも思ったが、たぶんカッパとして生き残っているのはケッピのみ。あるいはサラを含む2匹のみ。帝国から覇権を奪い返せたとしても、復興は難しいだろう。)

自分の片割れを取り戻すための戦いだとしたら、納得がいく。

「欲望が…割れる!」の言葉の真意

※以下、推測過多。根拠が薄い内容であることをご理解の上、ご一読いただきたい。

黒ケッピ

【引用】さらざんまい第六皿

ケッピ「欲望が…割れる!」

ここで「欲望が割れる」という台詞について考えたい。

まず考えたいのは、「割れる」という表現である。

さらざんまいという世界観のなかで、割れる物といえば「皿」が妥当だろう。

ここで思い出したいのは第二皿の冒頭。

お皿〜まっさらなお皿〜♪

燕太が金の皿を持って願いを言った後、願いが叶い、カッパ巻きが進呈され、皿が粉々に割れてしまった…あのシーン。

希望の皿が割れる

【引用】さらざんまい第二皿

つまり、希望の皿において、願いを叶えることと皿が割れることは同時に発生する事象であると考えられる。

これに、今回のセリフを当てはめて考えてみたい。

レオマブがケッピ完全体のいるフロアについた時。

レオマブ到着

【引用】さらざんまい第六皿

すでにケッピ完全体は、何らかの外的作用を受けて苦しんでいる様子が見て取れる。

苦しむケッピ

【引用】さらざんまい第六皿

ケッピはレオマブ到着時、胸を押さえ、うめき声をあげて苦しんでいた。

そしてレオマブの到着と同時に「欲望が…割れる!」というセリフの後に黒ケッピが体から抜け出す。

…ここで、思い出していただきたい。

皿が割れるのは願いが叶えられた時!

つまり、ケッピ完全体が割れるということは…。

レオマブが到着するよりも前に、

ケッピ完全体に何らかの作用(燕太の願いのようなもの)が働いて、その代償として、ケッピ完全体の中にあった欲望の皿が割れ黒ケッピが飛び出したのではないだろうか。

希望の皿の対で、欲望の皿があるのかはわからない。

もしかしたらそれが尻子玉そのものなのかもしれないし、尻子玉の上位概念なのかもしれない。(白ケッピは尻子玉を消化することができる。消化した尻子玉の集合体が欲望の皿だったり?)

結局、ケッピって何者?

さて…黒ケッピが欲望の象徴とすると、白ケッピは何なのか。

さらざんまいオープニング

【引用】さらざんまいオープニング

シンプルに考えると「欲望」の対概念は「愛」。

よって、愛の象徴とも言えるが…。

ケッピは「希望の皿を生み出せる存在」でもある。よって、希望の存在でもあるため、この辺が難しいところ…。

もしかしたら「ケッピ=愛=希望」なのかもしれない。

ひとまず、白ケッピを「愛の象徴」と仮定すると

ケッピ完全体 − 黒ケッピ = 白ケッピ

のため、

白ケッピ + 黒ケッピ = ケッピ完全体

よって、

ケッピ完全体は「愛と欲望」を併せ持つ存在

だと推測できる。

【追記】レオマブ(帝国?)は「愛か欲望か」判定できない?

Twitterでも投稿したが、毎度毎度ソイヤァの前に「愛か!」「欲望か!」という下りがある。

また、第六皿、エンディング直前…

レオマブ

【引用】さらざんまい第六皿

玲央「あの子が持っていたのは“愛”だ。そんなものに用はない」

あの子が持っていたのは愛…つまり、判定が下るまで愛か欲望かを判別できない、ということになる。

レオマブなのか、カワウソ帝国なのかは謎だが、一つ言えることは、カワウソサイドには、愛か欲望かを判定できないということ。

つまり、愛か欲望かを判定できるのは黒ケッピだけということになる。(今のところ)

とはいえ、上述の通り「黒ケッピ=欲望の象徴」となると…「愛か欲望かを見分けている」というよりは「欲望ではないものを弾いている」という可能性も考えられる。

 

いずれにせよ、この辺が物語にどう影響してくるのか…。

結局、私たちは次の話を待つしかない!笑

第七皿がますます楽しみになる昨今である。

 

それでは!